炭酸パワー

2011.7.27

7月25日(月)放映のNHKあさイチより抜粋

===================
炭酸の汚れ落とし効果
===================

今、美容室の間では炭酸によってシャンプーやマッサージを行う「炭酸ヘッドスパ」が流行しています。毛穴のつまりがとれると評判なのですが、果たして本当なのか?

番組では、頭を左右半分にわけ、同じ温度で同じ量の「お湯」と「炭酸」をかけて汚れが落ちた量を比較しました。厳密に効果を測定するため、シャンプーは一切使わず、そして手でのマッサージは行いませんでした。実験の結果、炭酸の方が少し汚れが落ちていることがわかりました。

国際医療福祉大学の前田さんによると、「炭酸の気泡はタンパクに反応して付着する、つまり汚れた箇所に炭酸が付着し、汚れをもっていく」とのことです。炭酸の泡による洗浄効果をみることができました。

==========================
炭酸の洗浄力が家庭でも活躍
==========================

用意するのは「重曹(炭酸水素ナトリウム)」「クエン酸」「水」です。
これらを混ぜると炭酸が出来上がります。炭酸が出来るときに生じる発泡効果に驚きの洗浄力があることがわかりました。
効果を発揮するのは「台所のシンクの三角コーナーの汚れ」「お風呂やトイレなどの水アカ汚れ」「窓ガラスや液晶画面などのホコリ汚れ」などです。高橋さんによると、炭酸は「気泡による物理的な汚れ落とし効果」と「弱酸性の効果」があってその力で特に水アカなどのアルカリ性の汚れを落とすそうです。

★炭酸の作り方

まず水500ミリリットルに対してクエン酸を「小さじ4杯」。
重曹(炭酸水素ナトリウム)を汚れた場所に目分量でかける。
かけ終わったら「クエン酸水」をかける。

以上でお掃除終了です。しかし汚れがガンコであった場合、洗浄後雑巾でひとふきして下さい。
簡単に汚れを落とすことができます。

※この方法で作った炭酸は、この掃除術のみに利用しました。人体に害はないといわれていますが、飲用することをお勧めしません。

=========================
炭酸を飲んだときの胃の変化
=========================

女性だけでなく、オリンピック選手など日本を代表するスポーツ選手も炭酸の効果に期待しているといいます。そこで国立スポーツ科学センターの小松医師は炭酸を飲んだときの効果効用について日本のみならず、海外の論文も調べましたが、確たることは「ぜん動運動」が起きるということでした。そこで番組は水と炭酸を飲んだときの胃の動きに注目。レントゲンで比較してみたところ、水では変化は起きなかった胃が、炭酸を飲んだらぜん動運動が活発になることを検証しました。ぜん動運動は食べ物を胃から腸へと送り出す動きのことです。つまり活発にぜん動運動が起きるということは、その分便秘解消効果を期待できることになります。

※この実験で飲用した炭酸はスーパーやコンビニで売っている市販の「炭酸」です。

=========================================
炭酸入浴にどのくらい血行促進効果があるのか?
=========================================

国際医療福祉大学の前田教授とともに、熱による効果を避けるため36度のお湯と炭酸、それぞれに15分間入浴して血流量と毛細血管の様子を比較しました。
その結果、お湯は入浴前に比べて2倍程度。炭酸は入浴前に比べて10倍以上もの差が出ました。
その分、血行がよくなって血液が循環していることを指します。さらに毛細血管の血液の流れを比較しても、その違いは明らかになりました。

※実験で紹介した炭酸は、専門の機材を用いて作った高濃度のものです。
ですので、家庭で作り出すことはなかなかできません。
なお、市販の炭酸入浴剤もあります。専門の機材を用いて作った炭酸に比べると、濃度は薄いですが、ある程度の効果は得られるとのことです。

☆炭酸の血行改善効果

さらに、名古屋共立病院では炭酸の血行改善効果を動脈硬化が進むとなる「閉塞性動脈硬化症」の治療に用いています。動脈硬化が進み、末端まで血液が届かなくなることで皮膚や肉が壊死し、最悪の場合、切断の危険性もある病気です。この病気は末端まで再び血液が行き渡れば回復の見込みがあります。名古屋共立病院では、通常治療に加え、炭酸浴を行うことで、回復率が大幅に上昇したといいます。

※番組で紹介した炭酸の足湯は、専門の機材を用いて作っています。
高濃度の炭酸に足をつけることによって治療効果が出るため、家庭でこの治療を行うことはできません。炭酸による治療やリハビリを行っている病院やリハビリ施設にお問い合わせ下さい。

==============================
炭酸で食材がやわらかくなるのか?
==============================

料理研究家の今別府靖子さんは、これまでコーラやビールなどを使ったさまざまな炭酸レシピを考案してきました。しかし最近では炭酸そのものでつくる料理も研究中です。
そんな今別府さんが炭酸に目を向けたのは3月の東北大震災がおきてからでした。水もミネラルウォーターもない中で、炭酸だけが残っており、活用する術を研究し始めたのです。
その結果、ニンジンやダイコンといった根菜類や豆類を柔らかくすることができることがわかりました。さらに、炭酸の発泡効果は魚のぬめりを落とすことにも効果的だといいます。普通は塩でぬめりをとりますが、炭酸は魚をボウルに入れてただ注ぐだけ。簡単に、かつまんべんなくぬめりを落とすことができるので、煮付けなど味が浸透しやすくなっておいしくなるといいます。

※番組で使用した炭酸は、スーパーやコンビニ等で売っている市販の「炭酸」です。

番組サイト

Copyright (c) 2008-2012 wakaba All Rights Reserved.
画像を含む全てのコンテンツの転載・使用はご遠慮ください。